
中卒でもアパレル業界に入りたいな。中卒でもできるのかな…
こんな悩みに、現役アパレル業界人かつ中卒の自分がお答えしていきます。
この記事を書いている僕は、最終学歴「中卒」。2回の転職(いずれも正社員)を経て、大手企業に入社し、その後独立。現在では個人事業主として、アパレルのコンサルで、生計を立てています。
今回は中卒でもアパレル業界に入れるということについてお話ししていきます。
中卒だから、アパレル業界に入るのは無理なんじゃないかという不安もあるかと思います。
実際に自分は中卒でもアパレル業界に転職できましたし、現役で携わっています。
本記事では、中卒でもアパレル業界に入りやすい理由から、中卒でも入社しやすいアパレルの職種にくわえ、後半ではアパレル業界に転職できる方法まで解説しています。
それでは前置きはこの辺にして、始めていきましょう。
中卒でもアパレル業界に入りやすい理由

中卒でもアパレル業界に入りやすい理由は『実力社会の世界』だから。
アパレルはお客様に商品を購入していただいてなんぼの世界。
お客様に支払っていただいたお金が会社の利益になります。
極論にはなってしまいますが、会社としては売ってくれればいいのです。
そこに学歴は関係ありません。
1日に1万円しか売れない大卒と、1日に10万円売る中卒だと、会社としては中卒にいてくれた方がいいですよね。
学歴主義だ!といって売れない大卒ばかり集めても会社が潰れてしまえば、元も子もありません。。。
なので、売上さえ取ってくれれば中卒でもOKなのです。
>>中卒でも大企業へ就職することはできます【狙うべき3つの枠】
アパレル業界の特徴

それではアパレル業界の特徴を5つ紹介していきますね。
- 実力社会の世界
- 給料は会社による
- 意外と泥くさい業界
- おしゃれかどうかは重要ではない
- ショップ店員だけがアパレルではない
アパレル業界は実力社会の世界
中卒でもアパレル業界に入りやすい理由でも説明しましたが、アパレル業界は『実力社会の世界』。
売上を取ってなんぼです。
売上・利益が取れないと会社は潰れてしまいますよね。
お客様に価値を提供して、その分の代金をいただくという非常にシンプルな構造になっています。
アパレル業界の給料は会社による
アパレルって給料低そうなイメージありませんか?
実はそんなとこばかりではないんです。
給料に関しては、どうしてもその会社の方針によるところもありますが、探すと結構いいお給料を支払ってくれる会社もあります。
例えばTOKYO BASEという会社には「スーパースターセールス制度」という制度があります。
- スターセールス(年収700万円)18人
- ツースターセールス(年収850万円)4人
- スリースターセールス(年収1000万円)1人
このように、高年収スーパースターセールスが誕生した事実があります。
まさに実力社会であることを象徴していますよね。
頑張ってお客様に価値を提供すれば、その分自分に返ってくるというわけです。
なので、アパレルは給料が安いという固定観念は、もはや古い考えになりつつあるのかもしれません。
アパレル業界は意外と泥くさい世界
アパレル業界って意外と泥くさい世界なんですよ。
インスタグラムなどのSNSや雑誌から見えるアパレル業界ってなんかキラキラしていますよね。
どうしてもショップ店員やPR(広報)が表に出ますし、お客様には華やかなところをお見せしないといけないからです。
ただ、アパレルって「商品」を取り扱いますよね。
- 服
- くつ
- バッグ類
- アクセサリーなどの小物
つまり、物理的な作業が発生するのです。
お店側の視点としては、倉庫からはほぼ毎日、商品の詰まったパッキン(段ボール)が届き、開梱する、お店に並べる、などの力仕事が発生します。
倉庫側の視点だと、商品をパッキン(段ボール)に詰める、所定の場所に運ぶといった力仕事ですね。
服は軽そうな印象を持ちますが、段ボールにパンパンに詰まってると結構重いんですよ。5㎏ほどはありますでしょうか。
それを何十から何百パッキンさばく日もざらにあります。
夏の作業は暑いですし、冬は手がかじかむ。
段ボールも汚いので、服も汚れます。
アパレル業界特有の華やかな見た目の裏側では、このように力仕事も行う泥くささがあるわけなんですね。
おしゃれかどうかは重要ではない
実はアパレル業界は、そこまでその人自身がおしゃれであるかって重要視してなかったりします。
なぜなら「売上こそ全て」の業界だから。
売上を取れれば、多少ダサかろうと全然問題ありません。
ねまきや、学校のジャージみたいなかっこうはもちろん論外ですが。
ただ、売上を取りやすいのはおしゃれな人でもあるので、おしゃれであるということは、やはり有利にはなります。
さらに、割と抜群におしゃれだったりするのは、ショップ店員、PR(広報)のように表に出る人だけだったりします。
本部や裏方で働いている人は、案外最低限の気しか使ってない人も多いです。
全身ユニクロの人(ユニクロも今はおしゃれと認知されていますが)だっています。
なので「おしゃれじゃないからアパレル業界入れないな」なんていうことはありませんので、自分がおしゃれであるかどうかは、そんなに気にしないでも大丈夫です。
ショップ店員だけがアパレルではない
アパレル業界というと、どうしてもショップ店員のイメージがわくと思いますが、そんなことはありません。
アパレル業界の中にも様々は職種が存在しています。
ではなぜショップ店員のイメージが根強いかというと、それはショップ店員が会社・お店・ブランドの顔として表に出ているからです。
お客様とお店の接点はショップ店員が基本的には最初になりますよね。お店しかり、SNSしかり。
なので、アパレル業界=ショップ店員という印象を持ってしまうわけです。
ではショップ店員以外のアパレルのお仕事は、何があるのかを見ていきましょう。
アパレル業界の職種

それでは、アパレル業界の職種について一部をご紹介していきます。
- 経営企画
- PR(広報・プレス)
- デザイナー
- パタンナー
- バイヤー
- MD(マーチャンダイザー)
- VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
- DB(ディストリビューター)
- 物流
- ショップスタッフ
- EC(イーコマース)運営
会社によって多少呼び方は異なるでしょうが、おおむねこのようは職種に分けられます。
簡単に、どのようなお仕事をしているかを解説していきます。
経営企画
企業が立てた経営戦略にもとづく計画と、計画の実現に必要な経営資源(ヒト・モノ・カネ)を配分。
PR(広報・プレス)
会社の広報として、商品やブランドのPR活動を行う。認知や売上アップのためにメディアでの宣伝活動、雑誌のタイアップや撮影、取材立会い、スタイリストへのサンプル貸し出しなどのお仕事。
デザイナー
商品企画から縫製仕様書の作成、素材選び、サンプル依頼とチェック、コスト交渉、納期管理などを行う。
パタンナー
デザインを元に型紙制作、トワルチェック、工場への仕様書作成、サンプル依頼とチェック、コスト交渉、納期管理などを行う。
バイヤー
商品の買い付け、納期管理、販売計画を立てる。ショップスタッフに買い付けた商品の勉強会を実施したり、コーディネート提案も行う。
MD(マーチャンダイザー)
予算管理、市場調査、企画計画、販売計画、売上分析、バイイング計画、プライシングなどを行い、商品に関わる全体を統括する。
VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
デザイナーやブランドが発信するテーマを元に、店舗内のレイアウトやディスプレイ、メンテナンス、販売スタッフへのVMDトレーニング業務などの売り場づくりを統括する。
DB(ディストリビューター)
MD(マーチャンダイザー)やバイヤーが仕入れた商品をそれぞれの店舗に分配、お店の在庫を売れ行きのいい店舗に出荷指示を行うなどの、管理商品の在庫調整をするお仕事。
物流
入荷した商品や、店舗から下げた商品を保管。また、保管している商品をいつ、どこの店舗へ、どれくらい出荷するかをコントロール。その他にも商品の管理や仕分け、検品などを行います。
ショップスタッフ
最もお客様に近い重要な存在です。売上を上げることはもちろん、ブランドイメージを体現する役目もミッションとして持っています。
EC(イーコマース)運営
オンラインショップの運営を担当。自社サイトやZOZO・楽天・YAHOOなどの運営です。コンテンツ企画、在庫管理、受注管理、商品発送、メールマガジン送信、お客様対応などを行います。
中卒でも入社しやすいアパレルの職種

それでは中卒でも入社しやすいアパレルの職種を見ていきましょう。
下記3つです。
- ショップスタッフ
- 物流
- EC(イーコマース)※条件付き
ショップスタッフはなぜ入社しやすい?
ショップスタッフは、売上を取るのがお仕事。
つまり、最も学歴や事前知識関係なくなりやすい職種といえるでしょう。
未経験でも入社しやすいです。
物流はなぜ入社しやすい?
物流は、体力勝負。
まずは物を動かすことから覚えていきます。
ここにも学歴は関係ないですね。
物流は入社しやすいお仕事といえるでしょう。
未経験でも入社しやすいです。
EC(イーコマース)は条件がやや厳しい
EC(イーコマース)は条件付きです。
「未経験可」という条件がないと厳しい場合があります。
オンラインショップ運営は会社全体の動きを把握する必要があったりと、すぐに成果を出すことが難しいためです。
なので、「経験者募集」という求人が目立ちます。
ただ、未経験者を一から育てたいという会社もありますので、そのような求人に出くわしたらチャンスといえるでしょう。
その他の職種について
その他、バイヤーや、MD(マーチャンダイザー)は会社のお金を何千万から何億円を動かすお仕事になるので、未経験者・入社したてですぐになるのは難しいです。
まずは入社して、年数を重ねて、結果をだしていけば、そういったポジションになることももちろん可能です。
>>【簡単】中卒でも出世できた7つの方法
アパレル業界に向いている人・向いていない人

次にどんな人がアパレル業界に向いているのか、向いていないのかを見ていきましょう。
アパレル業界に向いている人
- 服が好き
- 体力がある(力仕事が苦じゃない)
- コミュニケーションが好き(苦じゃない)
服が好きだと、必然的に服に興味を持ってもらえるので、会社としては嬉しいです。
アパレルは服の詰まったパッキン(段ボール)を動かすお仕事も多いので、体力がないと結構きつかったりします。
あとはコミュニケーションが取れないと仕事になりませんよね(どのお仕事でもそうですが)。
他にも色々とあると思いますが、上記3つが揃っていれば向いているといえるでしょう。
アパレル業界に向いていない人
- 服に興味がない
- 力仕事はマジで無理
- コミュニケーションが苦手
- 実力社会マジ無理安定がいい
向いていない人は向いている人の真逆のタイプになりますが、実力社会・成果主義の会社がイヤな人も向きません。
基本的にはアパレルは民間企業であり、利益を追求していく集団です。
年齢を重ねれば勝手に給料があがる、役職がつく(いわゆる年功序列)を望んでいる人には合わないでしょう。
中卒でもアパレル業界に転職できる3つの方法

最後に中卒でもアパレル業界に転職できる3つの方法を紹介しますね。
- 会社のサイト
- 転職サイト
- 転職エージェント
会社のサイトから応募する
会社の出しているホームページの求人ですね。
自分のよく行くお店などが入り口になるパターンが多いと思います。
今では大体どこの会社も、自分たちのサイトで求人を出していたりするので、チェックしてみましょう。
転職サイトを利用する
いわゆる一般的な転職サイトです。
「アパレル」と検索窓にいれて調べれば、たくさん出てきます。
ちなみに自分も転職サイトをチェックしているのですが、doda(https://doda.jp/)が大手で求人も多く目を通すようにしています。
登録しておけば、ずっと見れるのでサクッと登録しちゃいましょう。
もちろん完全無料ですよ。
>>doda公式サイト
転職エージェントを利用する
転職エージェントですね。
こちらに関しては、『【完全無料】中卒の僕がおすすめする転職エージェント4社』でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
この3つの中で一番打率の高い方法になります。
エージェント側が自分に合った求人を探してくれて、日程調整から年収交渉まで、何でも行ってくれます。
自分で求人を探す手間が省けるのは大きく、プロなので求人ネットワークの広さがハンパじゃないです。
自分では見つけることのできない好条件の会社も、ばんばん紹介してくれます。
完全無料なので、とりあえず相談だけでもしてみるのがいいですね。
下記、実際に自分が登録・使用している転職エージェントです。
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【公式】https://www.daini-agent.jp/
中卒でもアパレルに転職することはできる!:まとめ

以上、中卒でもアパレルに転職することはできる、ということについて解説していきました。
最後にこの記事をまとめておきますね。
- 中卒でもアパレルに入ることはできる
- 意外とアパレルは泥くさい世界
- アパレルの職種は幅広くある
- 中卒でも入社しやすい職種を見極めよう
- 転職エージェントが最も効率のいい転職方法
中卒だから、アパレルに入れないということはないので、ポイントを抑えておくことが重要です。
中卒の自分でも、実際にアパレルで働くことができています。
アパレルは楽しい業界です。
悩んでいるのであれば、まずは行動してみましょう。
行動しないと何も変わりませんし、後悔してしまいます。
最後に、おすすめの転職エージェントを貼っておきますね。
- doda
業界大手/転職者満足度No.1
【公式】https://doda.jp/ - 就職Shop
書類選考なし/未経験者大歓迎【公式】https://www.ss-shop.jp/
- ハタラクティブ
未経験に特化したサポート【公式】https://hataractive.jp/
- 第二新卒エージェントneo
10代・20代に特化した転職エージェント
【公式】https://www.daini-agent.jp/
『年収200万円以上アップ』