
中卒の割合ってどれくらいいるんだろう…中卒にも仕事はあるのかなあ…不安だよ…
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、最終学歴「中卒」。
2回の転職(いずれも正社員)を経て、大手企業に入社し、その後独立。
現在では個人事業主として、アパレルのコンサルをし、生計を立てています。
さて、今回の記事は「日本において中卒はどれぐらいいるのか?」にくわえ「中卒でも採用されやすい職業」についてお話をしていきます。
結論から言うと、やはり中卒は少数派となってしまいます。
ただ、実際に中卒の自分でも大手食肉加工メーカーに正社員として入社し、7年ほど勤務していました。
そのことからも中卒だからといって職がない、大手企業に入れない、稼げないなんていうことはありません。
中卒が就職を成功させるためには、実際に中卒はどれぐらいいるのか、中卒者の就職率や、就職先の現状を把握するのが重要です。
この記事を読み終えると、中卒の割合や、就職しやすい職業が分かります。
ぜひ、最後までじっくり読んでみてください。
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詳しくは『【完全無料】中卒の僕がおすすめする転職エージェント4社』で解説しています。
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完全無料なので、ぶっちゃけ登録しない理由はないんですよね。
年代別の中卒の割合は?

総務省統計局によると、最終学歴が中卒の割合は、平成22年で男女合わせて18.8%。
- 小・中学:18.8%
- 高校・旧中学:46.5%
- 短大・高専:14.8%
- 大学・大学院:19.9%
統計からも中卒が少数派というのが分かりますね。
それでは、年代別に見ていきましょう。
20代から40代は1割未満
20代から40代がもっとも中卒の割合が低いです。
- 20代:6.3%
- 30代:5.3%
- 40代:5.4%
このような結果になっており、20代から40代は、高校と大学に進学する割合が高いのが分かりますね。
50代から中卒者が増えていく
50代から徐々に中卒者が増えていきます。
- 50代:11.0%
- 60代:26.4%
- 70代:42.3%
80代以上は53.8%が中卒
そして80代以上になると、53.8%が中卒者となります。
下記に挙げたように、時代による背景があります。
そのことからも、シニア世代において最終学歴が中卒ということは、決して珍しいことではありません。
昭和30年代に15歳から24歳の働き盛りに東京都の人口が一挙に100万人近くも急増する人口の大移動が起きた。
引用;wikipedia
進学率の問題として、昭和30年代から昭和40年代の高度経済成長期の戦後の日本は中卒者の高校進学率ですら半数程度であり、当時の大学進学率に至っては短期大学を含めても1割程度でしかなく、「義務教育卒業ですぐ就職することが当たり前」の社会であって、「高校・大学は中流階層の通う上級学校」とみなされていた。高校進学相応の学力を有していても、家庭の事情や経済的な理由で進学を諦めることも多かった時代であった。
男女別の中卒の割合は?

次は男女別で見ていきます。
男性 | 女性 | |
総数 | 17.5% | 20.0% |
15-19歳 | 27.2% | 27.9% |
20代 | 7.1% | 5.5% |
30代 | 6.6% | 4.1% |
40代 | 6.7% | 4.1% |
50代 | 12.0% | 10.0% |
60代 | 25.5% | 27.2% |
70代 | 39.1% | 45.0% |
80歳以上 | 48.3% | 56.7% |
10代は男性27.2%、女性27.9%と大きな差はありませんね。
20代から40代に関しては、男性の方が中卒の割合が高いです。
20から40代までの女性は圧倒的に短大・高専卒者が多く、約3割ほど。
60代以降になると、社会的な背景も要因として、女性の方が中卒者が多い傾向となっています。
さらに、下記記事では中卒の初任給や年収をアップさせる方法についてまとめてあるので、参考にしてみてください。
>>【実体験】中卒の初任給は?平均は?中卒でも年収を上げた3つの方法も紹介
中卒の就職は難しいのか?

結論としては、中卒でも就職できますし、大手企業に入社することもできます。
なぜなら冒頭でも述べたように、中卒の自分でも、大手企業に正社員として就職することができたからです。
しかしながら大卒者などに比べると、やはり就職のハードルは高く、難しい側面はあります。
それでは、なぜ中卒の就職が難しいのか見ていきましょう。
難しい理由①:採用の効率化
企業は採用の効率化をはかってるんですね。
企業側としては、なるべく専門知識やスキルを持ってたり、ポテンシャルを持っている人材を採用しようとします。
「大卒」という学歴は、専攻する学科にもよりますが、その専門知識を持ち合わせています。
つまり、大卒に比べると専門知識をどうしても持っていない中卒者は、採用されにくくなってしまいます。
ですので、履歴書の学歴だけで判断してしまうという場面は、実は多いんですよね。
それがいわゆる「学歴フィルター」と呼ばれるもの。
学歴で切ってしまえば、企業としては時間を削減できて、効率化できるというわけです。
難しい理由②:学生時代の努力の評価
大学に入るために、必死に勉強した努力や我慢を、企業は評価します。
難関大学に入学するには、ものすごい勉強をしますよね。
偏差値というのは、ひと目で分かる指標でもあるんですよ。
つまり「ああ頑張ったんだな」というのが、すごく分かりやすい。
同年代で比較した場合、大卒者は中卒者より明らかに勉強量は多いわけですからね。
中卒の就職先について

中卒が就職しやすい職業としては、男性の場合『接客・飲食業のスタッフ』『とび職』といった、体力系の仕事やサービス業などが主になります。
- 農業
- 林業
- 漁業
- 整備工
- 土木作業員
- 建築作業員
- 運送スタッフ
- 製造スタッフ
- 警備スタッフ
このような仕事は学歴不問の場合が多く、中卒でも就職しやすい職業です。
なぜ中卒でも就職しやすいのか?
世間一般的に「3K」と呼ばれるイメージがあり、自主的にやりたがる人が比較的少なめな職業なため。
- 危険
- 汚い
- きつい
上記3つの頭文字を取って「3K」といいます。
悪いイメージが正直つきがちとなってしまいますが、どの仕事も社会貢献度が高く、やりがいを感じる仕事です。
やりたい人が少ないということは、学歴がない人にとってチャンスがあるということ。
3Kは悪いことばかりではない
- 農業
- 林業
- 漁業
例えば、このどれが欠けても、社会は成り立ちませんよね。
誰かがやらなければならないのです。
この仕事をすることで、喜んだり、助かったりする人がいるということ。
また、学歴も重視されないので、やる気があればすぐにでも始められる仕事が多いです。
仕事をしていく中で勉強をして資格をとったり、将来的に独立することも、もちろん可能。
ぜひイメージに縛られないで、「3K」と言われている仕事にも、目を向けてみてください。
中卒でも大手企業に就職したい場合は?

それは大手企業の、製造部門、現場、工場に入ってしまうこと。
これらの部門は、学歴不問の場合が多々あります。
なぜなら、大手企業の中の肉体・体力系のお仕事になるため。
よって、学歴を必要としない場合も多いです。
詳しくは、『【体験談】中卒でも大企業へ就職することはできます【狙うべき3つの枠】』で解説していますので、ぜひご覧になってください。
中卒の割合が低いからといって悲観的にならないこと

中卒の割合は、18.8%と、決して高いものではありませんし、偏見も持たれてしまう学歴です。
ですが、あなた自身の行動で、未来を変えることができます。
自信が希望とする職業や、会社に入社できると幸福度も爆上げするので、ぜひ色々と挑戦してみてください。
待っているだけでは、未来は決して変わりません。
変えたいのであれば、今すぐに行動をしましょう。
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