
中卒は結婚できないのかなあ…中卒のイメージはどうなんだろう…
こんな疑問についてお答えしていきます。
この記事を書いている僕は、最終学歴「中卒」。
2回の転職(いずれも正社員)を経て、大手企業に入社し、その後独立。
現在では個人事業主として、アパレルのコンサルをし、生計を立てています。
今回は「中卒の結婚」についてお話していきます。
「中卒なんだけど結婚したい」こんなことを言う友人がいました。
そこでまた別の結婚している中卒の友人に聞きました。
『結婚している友人』と言ったように、結論、中卒でも結婚できます。
そこで実際に「学歴別の中卒の既婚率」から「中卒でも結婚できる方法」についても解説していきます。
中卒でも結婚できるのかと悩んでいる人は、最後までじっくり見てみてください。
それでは、前置きはこの辺にしてスタートしていきましょう。
中卒はどれぐらい結婚してるの?

まずは、学歴別の既婚率を見ていきましょう。
既婚率 | 中卒 | 高卒 | 短大・高専 | 大学・大学院 |
男性 | 64.8% | 79.4% | 82.8% | 86.2% |
女性 | 84.5% | 91.4% | 90.2% | 87.2% |
中卒の男性は、約3人に1人は結婚できていないのが分かります。
大卒になると、なんと約7人に1人だけが未婚と、既婚率が大幅に上昇しているのが分かります。
中卒の女性は約6人に1人が未婚。
女性の場合は、大卒になると高卒や短大卒に比べて、既婚率が低いのが分かりますね。
どのみち、学歴別の既婚率を見ると、中卒は男女ともに一番低いのが分かりますね。
中卒の既婚率は全学歴において最も低い理由

それではなぜ中卒の既婚率は一番低いのか、その理由に迫ってみます。
実際に中卒の友人に聞いた声は、下記3つにまとめられました。
- 金銭的な面での不安
- そもそも中卒は恋愛対象外
- 中卒だと将来に対する不安
中卒と結婚すると金銭的な面での不安がある
金銭的な面によるものです。
- 結婚
- 育児
- 各保険
- マイホーム など
このように様々な側面から、結婚するとものすごくお金がかかります。
中卒は全学歴中、もっとも平均年収が低いことも、統計により出ていますね。
- 中学卒:248.7万円
- 高校卒:266.1万円
- 高専・短大卒:281.2万円
- 大学・大学院卒:371.6万円
- 学歴計:306.2万円
つまり、全学歴中もっとも平均年収が低い中卒者は、『結婚』と言う選択肢が無くなってしまうものなのです。
>>【実体験】中卒の初任給は?平均は?中卒でも年収を上げた3つの方法も紹介
そもそも中卒は恋愛対象外
中卒というだけで、恋愛対象外の枠に入ってしまう可能性はあります。
中卒は悲しいかな、偏見の多い学歴でもあるんですよね。
- 勉強が苦手なのでは?
- 引きこもりなのでは?
- ヤンキー気質なのでは?
このようなイメージを持っている人も結構多いです。
『中卒が世間に誤解されがちな3つの特徴』でも中卒に対する偏見について詳しく解説しています。
中卒と結婚すると将来に対する不安がつきまとう
相手に「中卒なんだけどこの人大丈夫かな?」っていう不安があるんですよね。
まず、あなたは自分自身で将来に対する不安がありますよね。
ですのでこの記事にご縁があったかと思います。
つまり、相手も同様のことを思っているわけなんですよね。
仮に全く同じ見た目、能力の方がいたとしましょう。
- 中卒
- 大卒
あなただったらどちらを選びますか?
恐らく大多数の方が、大卒を選ぶのではないでしょうか。
特に女性では、結婚や出産を考えているかと多いと思いますので、尚更『大卒』を選択するかと思います。
女性の方が現実的ですしね。
中卒が結婚するためにやる5つのこと

「だって中卒だから、、、」と、結婚を諦める必要は全くありません。
実際に自分の友人も、中卒で結婚しているわけですしね。
よく言うじゃないですか『諦めたらそこで試合終了だよ』。
- 勉強を続ける
- 学歴を取得する
- 資格を取る
- 有名企業に入る
- 年齢に見合った年収をもらう
その①:勉強を続ける
勉強を続けましょう。
ここでいう勉強は何も、学校で習うような勉強だけではありません。
- 経済
- マーケティング
- ビジネスのフレームワーク
上記に挙げたのは一例にすぎませんが、社会人こそ学生時代より勉強に時間を費やすべき。
平成28年の総務省の社会生活基本調査によると、日本人就業者の学習・自己啓発のための時間は1日6分となっています。
もちろん6分は平均勉強時間なので、たくさん勉強している人もいれば、全く勉強していない人もいるかと。
ただ、正直短いですよね。6分。
中卒と言えど、勉強するだけで差をつけるチャンスな訳ですね。
その②:学歴を取得する
学歴を取得するのも手です。
まず狙うべきは『高卒認定試験』通称『高認』。
世間での扱いは、高卒と同等に。
当然高卒以上で募集している企業にも応募できますし、専門学校・大学にだって進学する事が可能です。
その③:資格を取る
中卒でも取れる資格はたくさんあります。
資格を取ることで、企業へのアピールにも。
資格手当による年収アップや、独立できる資格まで様々ですね。
- 玉掛け
- 調理師
- 建築士
- 弁護士
- 行政書士
- 司法書士
- 防火管理者
- 介護福祉士
- 公認会計士
- 気象予報士
- 危険物取扱者
- 不動産鑑定士
- 食品衛生責任者
- 中小企業診断士
- クリーニング士
- 土木施工管理技師
- マンション管理士
- 宅地建物取引主任者
- 移動式クレーン運転士
- 運転免許(中型・大型)
- フォークリフト運転技能講習修了証
ここに挙げたものはあくまで一例。意外と多いですよね。
意外に取得できる資格に『弁護士』があります
「弁護士に中卒でもなれるの?」という方もいるかと思うのですが、なれます。
『司法試験予備試験』に合格すればなれるんですね。
司法試験予備試験は、法科大学院を修了した者と同等の能力があることを証明する試験として、2011年に新設。
司法試験予備試験には、受験資格がないので年齢や学歴を問われません。
ただ、かなりの覚悟をもって勉強する必要はあります。
その④:大手企業に入る
大手企業に入るのも、年収を上げるのに効果的な方法。
「安定はない」と言われている時代ですが、中小企業より大手の企業の方が様々な面で安定していたり、倒産はしにくいですよね。
- 学歴不問
- 未経験者OK
- 知人のコネ
上記に挙げた枠を狙うのが、中卒でも大企業に入社しやすくなるポイント。
実際に自分も中卒ですが、おそらく誰もが知っている、大手食肉加工会社に正社員として7年ほど勤務していました。
『【体験談】中卒でも大企業へ就職することはできます【狙うべき3つの枠】』でも詳しく解説しています。
その⑤:年齢に見合った年収をもらう
年齢に応じた平均年収、もしくはそれ以上をもらえるようにしましょう。
まず最低限の生活。そこからどんどんライフスタイルを向上できるように、年収を上げていけばオッケー。
余裕のある生活をおくるということは、相手を安心させるというためにも重要。
中卒の平均年収は248.7万円。
この数字を最低限でも稼げるように行動していきましょう。
中卒でも結婚して幸せになることはできるから諦めないこと

結論、中卒でも結婚できます。まとめていきますね。
- 中卒でも結婚できるが相手は不安
- 中卒こそ勉強を続けて差を縮めよう
- 不安を払拭するための行動を続けるべし
- 資格をとったり大企業に入社しよう
- 平均年収以上は絶対に稼いでいこう
このようなところでしょうか。
つまり『中卒が結婚』するということに関係あるのは、学歴ではなくて、その先にある『収入』によるところが大きいんですよね。
今の会社がブラック企業であったり、満足のいかない年収でしたら、転職することを強くおすすめします。
そのような会社にいても、結局のところあなた自信が損してしまいます。
- 中卒にいい勤め先なんかないよ!
- どこも見たような条件だよ!
なんて思っている方は、転職エージェントに相談してみてください。
ハローワークや、転職サイトと違い、エージェント側があなたに合った求人を紹介してくれます。
もちろん完全無料。
『【完全無料】中卒の僕がおすすめする転職エージェント4社』でおすすめの転職エージェントを紹介しています。
行動しなければ人生は変わりません。
自分自身のため、今後出会うパートナーのためにも、自らが進んで行動していきましょう。
自分の未来を他人は変えてくれません。自分で行動するしかないんです。
将来に不安があるかたは、相談してみてくださいね。
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