
中卒でニートなんだけど将来不安だな、就職できるかな。未来はないんじゃないかな。どうしたらいいんだろう。
こんな悩みに中卒の僕がお答えしていきます。
この記事を書いている僕は、最終学歴「中卒」。2回の転職(いずれも正社員)を経て、大手企業に入社し、その後独立。現在では個人事業主として、アパレルのコンサルで、生計を立てています。
今回は、中卒ニート期間が長いとまあまあ人生大変なことになるから、やめておきましょうというお話をしていきます。
中卒ニートのままだと、将来に対する不安はどうしても出てきてしまいます。
実際に僕も中学を出て就職した、超ハードコアブラック会社が潰れてから1か月ほどニートをしていた時期があります。
記事の後半では、どうやって僕が中卒ニートから抜け出したかの方法についても解説しています。
上記のお悩みをお持ちの方は、最後まで読んでみてください。
中卒でニート期間が長いとオワコンな理由

理由は、すごくシンプル。
“就職するのがめちゃくちゃ難しくなる”から。
ニート期間が長いと就職するのが難しい理由
ニート期間中は、なにもスキルなり経験を身につけていないと企業側に思われてしまうからです。
働いていると自然にスキルなり経験なりが身についていきますよね。
しかし、ニートであるということは仕事をしていないということ。
その期間中はいくら勉強をしていようと、資格など目に見える実績がないと企業側からは全く評価されません。
なので、転職においてもニート期間がない人と比べて、就職するのはハードな状況になってしまいます。
中卒かつニートが就職に与える影響

ここで中卒とニートに分けて解説していきますね。
結論としては、中卒×ニートは最強の負のコンボではあります…
中卒が就職に与える影響
悲しいですが、いかなる家庭的事情があろうとも『中卒』という時点でそもそもの就職ハードルが高めです。
『中卒』は日本の最低学歴。
高卒・大卒と比べると圧倒的に評価は低くなってしまいます。
『最終学歴が中卒の割合はどれくらい?【中卒の就職先も合わせて紹介】』でもまとめましたが、総務省統計局のデータによると、最終学歴が中卒の割合は男女合わせて18.8%となっています。
企業側から「中卒が欲しい」というのはよっぽどの理由がない限り難しいです。
また、どうしても中卒は偏見をもたれてしまう学歴でもあります。
- 中卒は頭悪い
- 中卒は引きこもり
- ヤンキー気質なのでは?
などという偏見です。
こういったことからも、そもそも中卒が就職するのは容易ではないことが分かります。
ニートが就職に与える影響
ニートは「その期間中なにをやっていたんだろう?」と企業に思われてしまいます。
ニート歴がない人というのは、
- ずっとその仕事を続けた人
- 在職中に次の就職先を見つけた人
大体この2つに分類されます。
つまり職から職へのスキマがないんですね。
企業側もこれが当たり前という認識を持っている部分があります。
職にスキマがあるということは、単純になにをやっていたんだろうとなってしまいますよね。
なので、スキマがない人と比べてしまうと、どうしてもスキルや経験不足に。
例えば、職歴5年の人と、職歴4年・ニート1年の人、どちらが企業側に好印象を持たれるかといったところです。
人事目線での中卒ニートの扱い

僕は現職で人事も担当しています。
募集をかけたら、それこそ多くの履歴書・職務経歴書が届き目を通します。
やはり中卒やニートも一定数います。
僕が中卒というのもあり学歴で判断しないようにしていますが、どうしても他の人事担当は色眼鏡で見てしまいます。
中卒を面接する基準には何がある?
- 中卒なのに大手で働いていた
- たくさんのスキルを持っている
- 何か輝くものを持っている
このような理由がない限りは、基本的に書類選考の段階で不採用になってしまいます。
ニートに関して企業はどう思っている?
ニートに関してですが、面接で話を聞くと下記3つの理由が多いです。
- 旅をしていた
- 資格勉強をしていた
- ボランティアをしていた
こういった言い分は、はっきりいって企業に相手にされません。
企業というのは採用者に成果を出してもらいたいからです。
- 旅をしていたのは会社で成果を発揮するのに必要ですか?
- ボランティアは会社で成果を発揮するのに必要ですか?
厳しいですが、民間企業というのは利益を生み出す団体です。
利益という点において結びついてないと、就職するのは厳しくなってしまいます。
もちろん人間性を磨きこむという点においては、旅をすることもボランティアもすごく大事なことだと思います。
ただ、会社はそこを求めていないというだけです。
資格に関して企業はどう思っている?
資格に関しては、取得するのがゴールになってしまう人がいるので、「資格勉強をしていました」だけでは通用しないことも多々あるんですね。
ある目標を達成したり、成果を出すために用いられる手段として資格は存在するからです。
実際に取得するのが難しい資格を取得したというほうが通用しますが、期間中に勉強していましただけで評価してくれるほど、会社は甘くはないのが現状です。
ニート生活を見直して生活改善していこう

実際にニートだった僕や友人もそうですが、昼夜逆転生活など生活に乱れも結構ありました。
朝起きるのがきついんですよね。
大体の仕事は日勤ですよね。
なので、朝起きることに慣れておかないときついです。
- 早めに床につく
- ジャンクフードは控える
- 飲酒量を抑える
- 適度な運動をする
といったことを意識するだけでも大分生活は改善していきます。
徐々に朝方に体を慣らしていきましょう。
特に中卒は相談してニートから抜け出そう

中卒・ニートが就職するには、相談相手がいたほうが効果的です。
なぜなら、ただでさえ中卒ニートは就職ハードルが高いため、プロと一緒に戦略を立てたほうが効果的だからです。
僕は「転職エージェント」に相談して、ニートから抜け出しました。
僕が当時メインでお願いしていた『doda( https://doda.jp/ )』など、
現在でも登録をしていてやり取りのある転職エージェントを『【完全無料】中卒の僕がおすすめする転職エージェント4社』にて紹介しています。
転職エージェントは何をしてくれるの?
- 自分に合った求人を紹介してくれる
- 書類や面接対策のサポートをしてくれる
- 面接の日程から年収まで交渉してくれる
- あなたのことを企業にアピールしてくれる
上記に挙げた内容などを徹底的にサポートしてくれるんですね。
それも『完全無料』でです。
僕が一番助かったのが、書類や面接対策のサポートをしてくれるという点ですね。
中卒ニートはかなりの対策をしないと厳しいですからね。
それに、転職サイトや求人誌で見つけたところって、一から自分でやらないといけないじゃないですか。
一つの求人に対してのライバルは高卒・大卒になってくるので、ノープランで挑むのは無謀に近かったりします。
相談ならハローワークでいいんじゃない?
ハローワークも相談に乗ってくれますよね。
しかし、僕はハローワークをおすすめしません。
実際に僕もハローワークを利用したことがありますが、何もいいことはありませんでした笑。
おすすめをしない理由がこちら。
- 雰囲気が暗い
- 担当者が適当
- ブラック求人が多い
- 人気・大企業の求人がない
- 待ち時間が長い
- 求人内容と実際の仕事が違うことが多い
- 自発性が求められる
地元のブラックっぽい会社が多く、担当者も親身になってくれないところが僕には合いませんでした。
その点、『転職エージェント』は自分の条件に合った求人を紹介してくれたり、親身に相談にのってくれたりと、至れり尽くせりでした。
その結果、ほぼ誰でも知っている大手食肉メーカーに就職することもできました。
中卒でニート期間が長いとオワコン扱いになるからやめとけ:まとめ

以上、中卒でニート期間が長いと結構厳しいことになるからおすすめしませんということについて解説しました。
それではまとめますね。
- 中卒・ニートは就職ハードルがかなり高い
- 中卒×ニートは負の最強コンボ
- 企業からもかなり厳しい目で見られる
- 就職は相談しながら進めるのが効果的
- ハローワークはおすすめしない
といったところでしょうか。
家庭がよっぽどの資産家でもない限り、中卒ニートで居続けるのは将来的にかなり不利になってしまいます。
ニート期間が長ければ長いほど、就職もハードになっていきます。
何も行動を起こさないままでいると、貧困層の仲間入りの危険もありますよね。
そうならないためにも、就職のプロに相談しながら進めると、いい方向に進みやすくなります。
ここまで読んで、就職を頑張ってみると思った人は、動いてみることが大切です。
最初の一歩がないと何も生まれないので、ぜひ行動してみてください。
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